みんなどんなときに不動産を売却しているのか
不動産の売却には「住み替え」をはじめ、「転勤・転職」や「相続した不動産の処理」などさまざまな理由がありますが、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに郊外や地方への移住需要が高まる昨今、不動産を売却する方はどんな理由で売却しているのでしょうか。
もちろんひとことに “不動産” といっても分譲マンションや戸建てなど種別があり、その種別によって売却理由は異なります。
そこで今回は戸建て、分譲マンション、土地の不動産種別ごとの売却理由ランキングを紹介。
不動産売却を検討中の方はぜひ参考にしてください!
「戸建て」の売却理由ランキング
順位 | 売却理由 | 割合 |
1位 | 住み替え | 35.5% |
2位 | 資産整理 | 20.4% |
3位 | 相続 | 17.3% |
4位 | 転勤・転職 | 9.1% |
5位 | 離婚 | 8.7% |
6位 | 金銭的な理由 | 5.5% |
7位 | その他 | 3.5% |
戸建ての売却理由で最も多かったのは「住み替え」で、なかでも「親と同居するため」、「子供が独立したことで老後を考えて住み替えをしたいため」といった回答が多くを占めていました。
土地と合わせて所有することが多く、容易とは言えない戸建ての売却は、個人的な理由というよりもライフスタイルや取り巻く環境の変化に伴うことが多いようです。
また3位には「相続」がランクイン。マンションへの居住がまだまだ主流ではなかった祖父母世代、またはそのうえの世代から代々住んできた住居を相続し、この機に売却してマンションへ住み替える方も多いのではないのでしょうか。
「分譲マンション」の売却理由ランキング
順位 | 売却理由 | 割合 |
1位 | 住み替え | 46.4% |
2位 | 資産整理 | 20.0% |
3位 | 転勤・転職 | 10.8% |
4位 | 金銭的な理由 | 6.6% |
5位 | 離婚 | 6.0% |
6位 | 相続 | 5.8% |
7位 | その他 | 4.4% |
分譲マンションの売却理由で最も多かったのは戸建てと同じく「住み替え」でした。
ただしその詳細は「子供の成長により手狭になったため」というような、”自身の” 家族構成の変化に伴う理由が回答の大半を占めています。
また同じ「住み替え」でも回答の割合は46.4%と約11ポイントも多い結果が出ているのは、マンションの場合そもそも住み替えやリセールありきで購入する方が多いからだと思われます。
戸建てでは3位にランクインしていた「相続」が、分譲マンションでは打って変わって6位(5.8%)という結果に。その理由は先述の世代ごとの所有不動産の違いによるものと思われますが、マンション所有が多い現在30~50代の方が相続する頃にはこの順位が大きく入れ替わるのではないでしょうか。
「土地」の売却理由ランキング
順位 | 売却理由 | 割合 |
1位 | 資産整理 | 46.7% |
2位 | 相続 | 27.2% |
3位 | 住み替え | 10.8% |
4位 | 金銭的な理由 | 7.9% |
5位 | 転勤・転職 | 1.4% |
5位 | 離婚 | 1.4% |
7位 | その他 | 4.6% |
土地の売却理由で最も多かったのは「資産整理」で、上屋よりも高く売却できる土地ならではの「別の場所に戸建てを建てるための資金づくりのため」といった回答や、「固定資産税の支出を減らしたいため」というややネガティブな回答が多くありました。
また「相続」の回答割合が戸建てに比べて高いのは、土地だけを相続して、相続後すぐに売却される方が多いためと思われます。自分は都心やその郊外に住んでおり、地方に住む親御さんの土地を相続した場合、そちらへの移住や保有はせず、売却して現金化する方も多いようです。
調査結果まとめ
- 不動産を売却した理由のTOP3は、1位「住み替え」、2位「資産整理」、3位「相続」
- 戸建てと分譲マンションの各売却理由の割合はほぼ近しいが、理由の詳細が物件種別によって異なる
- 土地の売却は、約半数の方が「資産整理」を理由に売却している
不動産売却の理由はさまざまですが、転勤・転職の場合には売却期間に余裕がないこともあり得ます。いざ売却が必要になった際に焦ることがないように、売却の流れをあらかじめ把握しておきましょう。
また資金作りや金銭的な理由による売却の場合には、1円でも高く売らないといけないことがあるかと思います。不動産を高く売るコツは大きく分けて以下の2点です。
- 不動産一括査定サイトで所有不動産の価格をあらかじめ把握しておく
- 不動産売却に強い仲介会社に依頼する
不動産の価値は当時の需要と共有、市場動向、経済状況、周辺の価格相場など様々な要因に左右されるため、売却を考える際には「現在、自分の不動産の価格はいくらなのか」を正しく把握しておくことが大切です。ここをキチンと把握できていないと適正価格での売り出しや希望価格に近い額での売却が叶いません。
また適正価格を把握できていても、不動産の売却に強い仲介会社を選べないと結果的に高い価格で売ることはできないでしょう。
一言に不動産仲介会社といってもやはり会社によって強みがあり、マンション購入の紹介が強い会社もあれば土地の売却が強い会社もあります。
そのため、不動産を売却する際には一定の下調べをしたうえで複数社に初回相談を行い、自身が求める条件を満たしている会社かどうかを正しく見極めましょう!
アンケート調査概要
調査会社 | 株式会社Speee(本調査は運営する不動産会社の口コミ・評判サイト「おうちの語り部(https://ouchi-ktrb.jp/)」として実施) |
調査期間 | 2019年12月~2021年2月 |
回答者の属性 | 全国、男女不問、20代~90代、イエウールを利用したことがある人 |
有効回答人数 | 5,205名 |
調査手法 | WEBアンケート |
株式会社Speee 会社概要
会社名 | 株式会社Speee (Speee, Inc.) |
会社HP | https://speee.jp/ |
設立 | 2007年11月29日 |
所在地 | 〒106-0032 東京都港区六本木4-1-4 黒崎ビル5階 〒106-6239 東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー39階 ・東京メトロ日比谷線、都営大江戸線六本木駅、4a、6番出口から徒歩7分 ・東京メトロ南北線六本木一丁目駅、1番出口から徒歩7分 |
資本金 | 1,371,236千円 |
役員 | 代表取締役 大塚 英樹 取締役 久田 哲史 取締役 渡邉 昌司 取締役 西田 正孝 取締役 田口 政実 上級執行役員 本多 航 専門執行役員 木村 淳 専門執行役員 大場 光一郎 専門執行役員 伊藤 秀行 社外取締役 長谷部 潤 常勤監査役 大川 勝廣 監査役 山中 健児 監査役 髙松 悟 |
※2021年5月時点
Speeeは、「解き尽くす。未来を引きよせる。」というコーポレートミッションのもと、データドリブンな事業開発の連鎖でデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業です。MarTech事業、X-Tech事業など幅広い領域に展開しています。なかでもX-Tech事業においては、リアル産業の情報流通をリデザインするために様々なサービスを提供しています。
「おうちの語り部」とは
不動産の売却を検討されている方向けの不動産口コミ・評判サイトです。全国の不動産会社の売却体験談や査定体験談を掲載しており、自分にあった不動産会社を選ぶことができるサービスです。また、不動産一括査定とはどのようなものかを説明した記事(https://ouchi-ktrb.jp/lp/103/)、土地活用(https://ouchi-ktrb.jp/lp/109/)に関する記事など、不動産領域のお役立ち情報を配信しています。