住み替え経験者の実態を調査!
戸建てや分譲マンションを売却する理由で最も多いのは「住み替え」ですが(※)、売却後の住み替え先を選ぶ際に最も重視するのはどんなポイントなのでしょうか。
今回は不動産一括査定サイト「イエウール(https://ieul.jp/)」が、住み替えを経験した109名を対象に実施した「住み替えに関する実態のアンケート調査」の結果をランキング形式で紹介します。
住み替えを検討中の方はぜひ参考にしてください!
※不動産会社の口コミ・評判サイト「おうちの語り部」調べ
住み替え先を決める際の “最重視ポイント” ランキング
順位 | ポイント | 割合 |
1位 | 商業施設が多く、買い物がしやすいこと | 46.8% |
2位 | 街としての価値が高いこと | 45.0% |
3位 | 駅沿線の使いやすさ | 44.0% |
4位 | 子供の学区 | 33.0% |
5位 | 治安がよく防犯環境が整っていること | 31.2% |
6位 | 実家との近さ | 24.8% |
7位 | その他 | 9.2% |
※回答が択一式ではなく複数選択可能なため割合の合計が100%以上となります。
1位:商業施設が多く、買い物がしやすいこと
今回の調査で、住み替え先の街や立地を選ぶ際に重視したポイントで最も多かったのは「商業施設が多く、買い物がしやすいこと」でした。
同回答を選択した方は詳細な理由として以下のように答えており、高齢化社会が進む昨今、駅近で利便性の高い街の人気が高まっていることがうかがえます。
「今より少し都心から離れた場所に住み替えました。家を探す前はもっと自然の多い所に住みたいと思ってましたが、やはり結局は周りの便利さを選んでしまいました(50代 女性)」
「子供もそれぞれ独立したので、夫婦で必要最低限の生活に。また、老後を考えて駅近の物件にしました(60代 男性)」
「主人の職場が近く父も高齢なため、平坦な道であることやバス停やスーパーが近いなどを重視していました(40代 女性)」
なお、「商業施設が多く、買い物がしやすいこと」を選択した回答者の男女比率は男性が55.1%、女性が44.9%で、性別による大きな偏りは存在しないことがわかります。
2位:街としての価値が高いこと
続く2位にランクインしたのは「街としての価値が高いこと」でした。
住み替えの検討理由として「子供の成長に伴う転居」や「親と同居するための住み替え」など、本住み替え後にもう一度住み替える可能性が高いケースも多く、土地や建物のリセールを前提とした街選びをしている方が多いようです。
なお、同回答を選択した方は詳細な理由として以下のように答えています。
「マンションの修繕積立金の値上がりが決まり、子供の入学に合わせて住み替えを行うことにしました。土地は価値が下がりにくい場所を選びました。(30代 女性)」
「通学通勤通塾に便利、生活圏を大きく変えなくて済む、売るときに価値が下がりづらい、という条件で選びました。(40代 女性)」
3位:駅沿線の使いやすさ
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに1都3県(埼玉、千葉、神奈川)を中心とした各鉄道の終電時刻の繰り上げが実施されたこともあり、住み替えの判断軸として「駅や沿線の使いやすさ」の需要が高まってきたようです。
実際に中古マンション購入検討者(首都圏)の人気駅ランキングでは北千住駅をはじめ、横浜駅、新浦安駅、大宮駅、さいたま新都心駅、大船駅など多くの路線が乗り入れている駅が上位にランクインしています。
同回答を選択した方は詳細な理由として以下のように答えており、各世代で駅沿線の利便性が求められていることがうかがえます。
「JRの終電繰り上げが決め手になった(30代 男性)」
「防犯上優れており日当りも良く近隣に大きな総合病院があり交通の利便さが良くここに決めました。(60代 男性)」
調査結果まとめ
今回のアンケート結果から、住み替え先の街に対しては実家との近さや治安の良さよりも、買い物のしやすさや街の価値が下がりづらいことを求める傾向にあることがわかりました。
物件価格が高くなりがちな商業施設の多い街や乗り入れ路線が多い駅が最寄りの地区の人気が高まっていることから、新型コロナウイルスの感染拡大という未曽有の事態で住み替え時の待ち選びの判断基準にも少なからず影響が出ていることがうかがえます。
また、住み替え先の街として需要が高いということは物件を売却したい方からすれば高く売れやすいという指標になるので、売却検討中の方もぜひ参考にしてみてください。
アンケート調査概要
調査会社 | 株式会社Speee(本調査は同社が運営する不動産一括査定サイト「イエウール(https://ieul.jp/)」の、住み替えを経験した109名を対象に住み替えに関する実態を把握するためのアンケート調査として実施) |
調査期間 | 2021年4月2日~4月6日 |
回答者の属性 | 全国、男女不問、20代~90代、イエウールを利用したことがある人 |
有効回答人数 | 109名 |
調査手法 | WEBアンケート |
株式会社Speee 会社概要
会社名 | 株式会社Speee (Speee, Inc.) |
会社HP | https://speee.jp/ |
設立 | 2007年11月29日 |
所在地 | 〒106-0032 東京都港区六本木4-1-4 黒崎ビル5階 〒106-6239 東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー39階 ・東京メトロ日比谷線、都営大江戸線六本木駅、4a、6番出口から徒歩7分 ・東京メトロ南北線六本木一丁目駅、1番出口から徒歩7分 |
資本金 | 1,371,236千円 |
役員 | 代表取締役 大塚 英樹 取締役 久田 哲史 取締役 渡邉 昌司 取締役 西田 正孝 取締役 田口 政実 上級執行役員 本多 航 専門執行役員 木村 淳 専門執行役員 大場 光一郎 専門執行役員 伊藤 秀行 社外取締役 長谷部 潤 常勤監査役 大川 勝廣 監査役 山中 健児 監査役 髙松 悟 |
※2021年5月時点
Speeeは、「解き尽くす。未来を引きよせる。」というコーポレートミッションのもと、データドリブンな事業開発の連鎖でデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業です。MarTech事業、X-Tech事業など幅広い領域に展開しています。なかでもX-Tech事業においては、リアル産業の情報流通をリデザインするために様々なサービスを提供しています。
「イエウール」とは
イエウール(https://ieul.jp/)は、不動産の売却を検討しているお客様に全国の優良企業をご紹介するサービスです。
「暮らしの選択が自由な社会をつくる」というミッションを掲げ、不動産を売却する際に多くの方が感じる不安を解消し、お客様が納得のいく方法で不動産を売却できるように寄り添い、サポートすることを目指しております。
不動産一括査定とはどのようなものかを説明した記事、土地活用に関するコラム記事など、不動産領域全般のお役立ち情報を配信しています。