住宅ローン選びで後悔しないためには? 借り過ぎや金融機関・金利タイプ選びを間違えると地獄に

この記事は約6分で読めます。

住宅ローン件数の増加に伴い後悔する人も増えている?

現在日本の持ち家率は6割を超えており(総務省調べ)、多くの世帯で住宅ローンを抱えていることが推測されます。また、住宅ローンの残高件数は令和元年度で約1100万件と年々増加傾向にある(国土交通省調べ)ことを鑑みても、家を持つ世帯が増えていることが伺えます。

ただ、たとえ理想の家を手に入れたとしても住宅ローンの返済に追われては日々の暮らしに余裕がなくなってしまいます。実際に住宅ローンを借りた人たちはどう思っているのでしょうか?

そこで今回は住宅ローンを借りた経験のある30歳以上60歳未満の男女484名を対象に行った「住宅ローン選びの後悔」に関するアンケート結果(※1)とともに、住宅ローン選びで後悔してしまったときの対策をご紹介します!

まずはアンケート結果から見ていきましょう。

2.5人に1人は住宅ローン選びで後悔している

住宅ローン選びで後悔している人は半数近くの44.0%であることがわかりました。一方の「特にない」という人の中には住宅購入時に不動産会社に勧められるがまま借りた人もいることを考えると、約半数が公開しているといえるでしょう…。

人生の中でも極めて大きな買い物であり、決断でもあるのになぜこんなにも多くの人が後悔してしまうのでしょうか。もっと深く見ていきましょう。

後悔している人の割合が最も高いのは40代です。子供がいる家庭では教育費など30代の頃にはなかった支出が発生し、経済的な負担が大きくなっていることが要因と推測されます。

また続く30代も1位に対して2.4ポイント差と僅差になっています。40代に比べて収入が少ない中で起こる結婚や出産、生活レベルの向上などに対して住宅ローンが足かせと感じる人が多いのかもしれません。

後悔の原因は「金融機関選び」と「金利タイプ」

住宅ローン選びで後悔している理由で最も多かったのが「もっと金利の低い金融機関を選べば良かった」で42.7%、次に「違う金利タイプ(※2)を選べば良かった」で29.1%でした。

金融機関の比較検討が不十分なことや、変動金利にするか固定金利にするかなどの返済プランの立て方に納得感がないことが伺えます。

後悔している理由を30代に特化して見ると、「不動産会社に言われるがままに選んでしまった」を後悔の理由にあげる人が他世代に比べて多いことが特徴です。全年代平均では22.5%だったのに対し、30代のみでは34.7%にのぼりました。

他にも「団体信用生命保険(※3)についてもっと慎重に選べば良かった」という声も30代が多く、全年代平均では19.7%だったのに対し、30代では27.8%でした。ネットで手軽に情報収集ができるようになった今、若い世代ほど「もっと情報を集めておけば良かった」と後悔をしたり、後からよりお得な情報に気づいたりするのかもしれません。

金融機関の選び方が分かれ道に

一般的に住宅ローン選びは「家を購入する不動産会社の紹介先金融機関の中から選ぶ」か「自分で金融機関を探して選ぶ」の2択です。前者には「住宅ローン選びに手間がかからない」、後者には「金利や条件など幅広い金融機関から選べる」というメリットがあります。今回の調査では「不動産会社の紹介先から選んだ人」は62.0%、「自分で選んだ人」が38.0%でした。

それぞれの後悔している割合では前者が45.7%、後者が41.3%と不動産会社の紹介先金融機関を選んだ人のほうが高い結果になりました。

不動産会社紹介先の金融機関を選んだ理由として多かったのは「自分の住宅ローン知識に自信がなかった」、「住宅ローン手続きが面倒だった」、「紹介先金融機関の金利が低かった」の順でした。住宅ローンは人生のうちに何回も借りるものではなく、ほとんどの人が初心者だからこそという理由が上位を占めています。

他金融機関へ借り換えができることを知らない人が多い…

では、一度借りてしまった住宅ローンに後悔した場合にはどうすればよいのでしょうか。実際に後悔している人たちは下のアンケートに以下のように答えています。

住宅ローンの「他金融機関への借り換え」を知らない人は非常に多く、30代で40.4%、40代で32.7%、50代で18.0%でした。

「借り換え」とは、金融機関から新たに住宅ローンを借りて現在利用中の住宅ローンを全額繰上返済することを言います。住宅ローンの金利や保障内容は金融機関によって異なるため、今よりも条件の良い住宅ローンがある金融機関へ借り換えることで、返済額を減額させたり、団体信用生命保険の内容を充実させたりすることができます。

この結果を見ると、一度借りてしまうと何十年もその金融機関と付き合っていかないといけないという意識の強さが「住宅ローンへの後悔」の最大の理由となっているようです。住宅ローン選びに後悔がある人は、借り換えも一つの選択肢になるので、ぜひ一度オンライン診断を受けてみてください!

なお、オンライン住宅ローン比較サービス「モゲチェック」で実際に借り換えを行ったユーザーの平均削減額は総返済額で約250万円、月返済額で約1万円です。

最適な金融機関選びは「モゲチェック」がおすすめ

モゲチェックで
最安な住宅ローンを探す(無料)

「モゲチェック」は、オンライン上で最適な住宅ローンを提案する無料の住宅ローン比較サービスです。わずか9項目を入力するだけで、自分が重視する金利や保障などのポイントごとに整理された住宅ローンがランキング化されるとともに、審査に通る確率も表示されます。

また希望条件から最適な住宅ローンを紹介する「提案サービス」も提供しており、金融知識に自信のない方でも簡単にベストな住宅ローンが選べるので、「住宅ローンの知識に自信がない人」、「初めての住宅購入で住宅ローン選びに後悔している人」、「不動産会社に勧められた住宅ローンに懸念がある人」はまず診断だけでも受けてみることをおすすめします!

モゲチェックで
最安な住宅ローンを探す(無料)

=========== 注釈 ===========

※1. 出典「モゲチェック調べ」。さらに詳しい情報は下記リンクよりご覧ください。
https://mogecheck.jp/articles/show/ArKz81lk4DoJq97oeQJV
※2. 金利タイプには「変動」「固定」「固定特約」の3つがあります。「変動」は現在の金利水準は最も低いですが、半年ごとに金利の見直しが行われます。「固定」は借り入れ時の金利が返済まで変わりません。「固定特約」は一定期間の金利を固定することができます。
※3. 団体信用生命保険とは、住宅ローンを借りる際に加入が義務付けられている生命保険のことです。住宅ローン利用者が一定の状態になった場合、保険会社からの保険金で住宅ローンが完済されます。

アンケート調査概要

対象現在ご家庭で住宅ローン返済中の30歳から59歳の男女484名
男性252名、女性232名
30代:161名、40代:162名、50代:161名
調査方法インターネット調査
調査期間2021年11月8日~2021年11月9日
タイトルとURLをコピーしました