プロならではの設備もランクイン!
マンションを購入する際、価格や駅からの距離、街の住みやすさなど様々な要素から検討をすると思いますが、そのなかでも重要な判断材料の一つとなるのが共用部や室内の設備ではないでしょうか。
小さなお子さんがいる方はエレベーター付き、共働きの夫婦暮らしであればディスポーザーなど生活環境によって欲しい設備は千差万別です。
そこで今回は全国の不動産会社(アットホーム加盟店)に勤める不動産のプロが選ぶ “欲しいマンションの設備” ランキングを紹介します!
不動産のプロだからこそ選ばれる優良な設備もランクインしているのでぜひ参考にしてください。
欲しいマンションの設備ランキング《共用設備編》
Q. もしご自分でマンションを購入して住むなら、共用部に欲しいと思う設備を教えてください。(複数回答)
不動産のプロである不動産会社のスタッフが選ぶマンション共用部の設備第1位は「宅配ボックス」でした!
以前から人気の高い設備でしたがコロナ禍で通販を利用する機会が増え、再配達を依頼する手間が省ける、配達員との接触を避けられるという点がより一層魅力的となったようです。
続く第2位には「フロアーごとにある24時間ゴミ置き場」がランクイン。いつでも捨てられるため室内の清潔さが保てるほか、ゴミ出しの度に1階まで下りる必要がなく人との接触機会が減らせるといった点が多くの票を得た理由です。
ただし「フロアーごとにある24時間ゴミ置き場」は一定のグレード以上のマンションでないとついていないことが多く、またある程度の敷地面積を有する建物でないといけないのでなかなか出会うことができないのも事実です…。
3位以下にはラグジュアリーなマンションに付帯している設備や、やや近代的なサービス設備がランクインしました。このあたりはまさにプロならではの観点であり、自身の知識だけで物件を探している間は気づきにくい設備でもあります。
もしも気になる設備があれば、不動産会社の初回相談時に希望の設備付きでリーズナブルな物件がないか聞いてみてはいかがでしょうか。
欲しいマンションの設備ランキング《室内設備編》
Q. もしご自分でマンションを購入して住むなら、室内に欲しいと思う設備を教えてください。(複数回答)
共用設備に比べて “現実的” な設備がランクインした室内設備編では、「浴室暖房乾燥機」が51.6%の割合を占めて第1位でした!
天候や時間を気にせず洗濯物を干せる点に加え、カビや湿気対策として浴室内を清潔に保てる点がポイントのようです。
続く第2位は「カラーモニタ付きインターホン」。地域差はあれど防犯・セキュリティーのためという理由が多く、「今の時代、必需品です」という声もありました。
2位とわずか2.6ポイント差で第3位にランクインしたのは「複層ガラス」でした。防音性・断熱性・結露防止と多機能で、コロナ禍で在宅時間が多くなるなか光熱費削減にもなる点が魅力的なようです。
4位以下にはキッチンまわり、水まわり、暖房器具が軒並みランクインしていることから、やはり室内設備では毎日の暮らしがより良くなるものを選ぶことが求められるといえます。
反対にマンション自体の設備では日々の暮らしに彩を添えるようなものを選んでみてはいかがでしょうか。
不動産のプロは中古と新築どちらを選ぶのか
ここまでマンション購入時に求める共用部、または室内に求める設備を紹介しましたが、そもそも不動産会社のスタッフがマンションを買うなら中古と新築のどちらを選ぶのでしょうか。
そこで今回は「自分でマンションを購入するなら、新築マンション・中古マンションどちらを選びますか?」という質問の回答も合わせてご紹介します。
驚くほど均等に分かれる結果に
Q. もしご自分でマンションを購入するなら、新築マンション・中古マンションどちらを選びますか?(択一)
上図の通り、今回の調査では新築マンションが49.6%、中古マンションが50.4%とほぼ半々の結果となりました。
新築マンションを選んだ理由には「最新の設備が整っている」「長く住める」「資産価値が高い」などが挙げらる一方、中古マンションを選んだ理由には「価格が手頃だから」「自分好みにリフォーム・リノベーションできるから」「選択肢が広がるから」などが挙げられました。
新築にするか中古にするかを検討する際、どうしても価格の違いに注目しがちですが設備面やカスタマイズ性にも目を向けるとより良い選択ができそうです。
回答理由《新築マンション》
- 住宅設備は常に進化をしており、数年前までオプション設備だったのが現在では標準になっているようなものもあるため。(静岡県)
- 価格にもよるが、新築の方が綺麗で快適であることと、売却する際のことを考慮したため。(広島県)
- 住民がみんな一緒に入居するのでコミュニティが作りやすいため。(東京都)
回答理由《中古マンション》
- リノベーションし、自分なりの住みやすい住空間にしたいため。(静岡県)
- 立地の良い物件は中古の方が多いため。(埼玉県)
- 価格が落ち着いており、住環境や入居者をある程度把握してから生活できるため。(香川県)
アンケート調査概要
調査会社 | アットホーム株式会社 |
調査期間 | 2021年4月7日(水)~4月13日(火) |
調査対象 | 全国のアットホーム加盟店 1,218店 |
調査方法 | インターネットによるアンケート調査 |