不動産売却における不動産会社の決め手は？ 担当者の対応や信頼度、査定額がポイントに

保証よりも担当者の “質” が決め手に

以前、自身の売却条件に合ったより良い仲介会社の選び方を紹介しましたが（※）、実際に不動産を売却された方はどのような理由で依頼する仲介会社を決めているのでしょうか。

不動産売却時は一括査定サイトなどを利用して複数社に査定を依頼することがセオリーですが、担当者の知識量や対応、実際の査定額や売却条件、保証内容、売却における同社の強みなどさまざまな条件が異なります。

そこで今回は不動産会社の口コミ・評判サイト「おうちの語り部（https://ouchi-ktrb.jp/）」が不動産売却経験者を対象に実施した不動産売却に関するアンケートの中から、「不動産売却において最終的にその不動産会社へ依頼をした理由」の調査結果を紹介します。

不動産売却をご検討中の方はぜひ参考にしてください！

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不動産売却において最終的にその不動産会社へ依頼をした理由

今回、9つの選択肢の中から「依頼した不動産会社に決めた理由」を1つ以上選択する形式でアンケートを実施したところ、下図のような結果となりました。

※回答が択一式ではなく複数選択可能なため割合の合計が100%以上となります。

同調査で圧倒的に多かったのは「信頼できる担当者だった」という回答でした。詳細な理由として「不動産知識、税務関連の知識、マーケットの動向などをもとに、わからなかったことを丁寧にこまかく教えてくれたことで信頼できた」という回答が目立ったことを鑑みると、売主にとって “信頼できる” というのは担当者の知識量、質問にその場で回答してくれるといったことがポイントになっているようです。

褒められた方法ではないかもしれませんが、初回相談時にあえて少し意地悪な質問をしてみたり、たくさん質問をしてみて担当者の対応を確認することで、より良い不動産会社を選ぶことができるでしょう。

担当者への信頼に次いで多い回答となったのは対応の早さです。特に「査定申し込み後、どの不動産会社よりも最初にコンタクトをとってくれた」という初回接点のスピードが決め手に影響しているようです。

筆者が実際に売却した際も、結果的に一括査定依頼に対して最も早く連絡をくれた三井のリハウスに売却を依頼したところ、その後の対応も良く想定よりも短い期間で売却ができました。

3番目に多い回答となった「地元に強いと感じた」では1位の「信頼できる担当者だった」とあわせて回答している方が多く、信頼できる営業担当から地場に関する詳しい情報を提供されることが決め手につながっているようです。

今回の調査では知名度の高さのような外的要因や保証などサービスの内容よりも “担当者の質” が上位を獲得しましたが、より良い担当者、対応を提供してくれる不動産会社を選ぶことで結果的に査定額や成約額が高くなりますし、手厚い保証も得られはずです。

アンケート調査概要

株式会社Speee 会社概要

※2021年5月時点

Speeeは、「解き尽くす。未来を引きよせる。」というコーポレートミッションのもと、データドリブンな事業開発の連鎖でデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進する企業です。MarTech事業、X-Tech事業など幅広い領域に展開しています。なかでもX-Tech事業においては、リアル産業の情報流通をリデザインするために様々なサービスを提供しています。

「おうちの語り部」とは

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